鷺沼 再開発

鷺沼再開発の規模は?都市計画と不動産の動向から予想する

 2016.04.06

鷺沼不動産

平成28年度がはじまりました。鷺沼駅前 再開発の新しい情報入ってきていませんが、スケジュールによると今年度は具体的プランの検討期間とされています。

最新計画

川崎市がまちづくり調査費を予算化

川崎市のホームページより平成28年度の事業予算を確認すると

「鷺沼駅周辺地区まちづくり推進事業」
鷺沼駅前地区の事業計画の調整等に係る調査  486万円

出典:川崎市 – 平成28年度予算案について

という記載があるのを確認できます。
調査費用として、潤沢なのかどうかは素人目にはわかりませんが、実際に計画されていることされることは明らかです。

気になる再整備の規模は?

この整備事業、やはり気になるのはどれぐらいの規模感で行われるかです。
ネット上の情報では「フレルと駅が繋がる程度ではないか」というような小改修の整備で終わる声もあります。そこで、現在ある情報を元に、整備の規模感を調べてみました。

まず、川崎市の都市計画を確認してみました。鷺沼駅周辺の用途地域は「商業地域」指定されており、南側 フレルさぎ沼の裏側からうかい亭周辺までが「近隣商業地域」となっていました。

鷺沼再開発の予定範囲

鷺沼地区都市計画の整備方針には以下のような記載があります。

中心商業業務地区(商業地域)は商業・業務施設の集積、土地の高度利用及び必要に応じて敷地の共同化を図り、副都心としてふさわしい商業地形成を規制指導・・・
周辺商業業務地区(近隣商業地域)は必要に応じて敷地の共同化を図り、地区住民の利便性を考慮して、魅力ある商店街の形成を指導・・・

出典:川崎市 – 鷺沼地区都市計画

このことから再整備の対象が駅舎やフレル以外にも必要に応じて含まれ、最大で「商業地域」「近隣商業地域」を範囲とした整備も可能ということにもなります。

しかしながら現実的には、東急の持ち物以外を巻き込むのは厳しいのではないかと思います。

東急電鉄が駅周辺ビルを取得

平成28年2月26日、東急リアル・エステート投資法人が所有していたフレルさぎ沼の「東急鷺沼ビル」と、駅横の三菱東京UFJの入っている、「第2東急鷺沼ビル」を東急電鉄へ譲渡する旨のリリースを発表しています。

東京急行電鉄株式会社より将来の鷺沼駅周辺の再整備を見据えた譲渡打診を受け
東急鷺沼ビル(フレルさぎ沼)は平成 28 年 3 月 24 日、第2 東急鷺沼ビルは平成 29 年 1 月 31 日を
譲渡を予定

出典:東急リアル・エステート投資法人 – 資産の取得及び譲渡に関するお知らせ

両ビルが整備に関係していることは間違いなさそうです。

東急が鷺沼再開発にあたり取得した第2東急鷺沼ビル

フレルさぎ沼は近年リニューアルをしましたが、建物自体は35年以上経過していることから改修ではなく、建て替えをするのかもしれません。
そして、第2東急鷺沼ビルについてはホームや駅に隣接する好立地のビルであり、ここを含めた整備は駅前の利便性を高めることになりそうです。また地下には大規模なフレルの提携駐車場があります。

地下が有効に扱えるとなると、地下駐車場から駅やフレルへ連絡したり、地下の商業施設をもってくるといったことも可能になるかもしれません。

駅舎、フレル、地下駐車場これだけでもかなりの大規模な整備が予想されます。期待が高まるところです。

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